東京ローラーコースター

 

朝はギリギリまで寝たいタイプなので

割とフワフワした意識で電車に乗り

忙しさや責任からうまれる憂鬱のせいで

若干のノスタルジアを感じながら職場へ向かう。

 

朝職場に行く電車は下りの電車だから

くたびれたスーツに

押しつぶされる事はない。

 

列車内では僕と同種か、朝まで渋谷で

呑んで帰っているのであろう人が

限られた座席を支配している。

 

大半の人は手元の電子機器に

のめり込んでいる。

理由なんてほとんどないのだろう。

 

僕は電車の上部にびっしり掲載されている

様々な広告をよく見る。

そして銀座カラーの広告がある日は

1日のモチベーションがあがる。

可愛いは正義という言葉に異論はない。

だが、最近枚数が減っている。

ちょっと悲しい。

 

降りたら駅の近くで100円のコーヒーを

買い、かったるい感情と

一緒に啜り飲む。

 

このルーティーンが週5日

1ヶ月ほとんどを占める。

実に退屈な時間。

ミュージックにダウンロードしてる

曲も耳が嫌がるほど聞いたし、

人間観察もパターン化していて、

ある種の奇妙な人に出会う事は

滅多にない。

 

何か打開策はないだろうか。

 

 

そんなことを考えていたら

今日も1日が始まる。

重すぎる腰を上げて、

眉間のしわを直し、

ファミリーとカップルの溢れる駅へ

降り立つ。

 

 

帰りたい、

東京ローラーコースター。 

 

 

東京ローラーコースター/SALU

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生活


東京に来てから8ヶ月ほどが経過した。
 
こういう時、東京での胸躍らせたエピソードなどがあれば、
 
さぞブログらしく着飾れるのだが、そういった出来事は皆無に等しい。
 
何故かって?そもそもそこまで感情的になる人間ではないという事もあるが、
そこまで出来事を追求できる余裕がなかったってのも事実。
 
それについては美容学校を経て服屋で働いてる現状から
考察して頂けると考え、割愛しよう。
 
最近ようやく、慌ただしいこの街に波長を

合わせれるようになってきた。
 
満員電車の朝や、トイレが無いコンビニにも慣れてきた。
 
隣の住人は今日も気持ちよさそうに

弾き語りをしているが、

それをBGMに日記を綴れるくらいにはなった。
 
このブログは現代の価値観から観るに

とてもブログなんて呼べる代物ではないが、


東京での日々のほんの些細な出来事にフォーカスして、書き残していこうと思う。

だから、少しばかりお付き合い願いたい。

 

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生活/サケロック